人生を楽しむとは、どういう意味だろうか。
Dirty Grandpa
監督:ダン・メイザー
出演:ロバート・デ・ニーロ
ザック・エフロン
ゾーイ・ドゥイッチ
オーブリー・プラザ
ダーモット・マローニー
あらすじ

感じたこと
父親の敷いたレールに乗って優等生の人生を歩む孫に、伝えたいことは一体何なのか。
迫りくる死への不安。
長い時間をかけて、息子や孫との間にできてしまった深い溝。
妻の死による性の解放。そして、生きる喜び。
様々な思いが交錯する中、フロリダへの短く、下品で、ハチャメチャな旅が始まる。
特に教訓じみたところはない。
名優ロバート・デ・ニーロから、名台詞が聞けるわけでもない。
ただ、この下品なコメディから、事実として伝わるのは、親の選んだ人生ではなく、自分の人生を歩むべきだということ。
すなわち、親の望む相手と結婚するのではなく、互いに挑戦し合える相手を見つけるということ。
そして、最愛の人が死んでも、自分の人生は続くということ。
この映画で魅力的なのは、ヒロインではなく、ヒロインの友人を演じたオーブリー・プラザ。
ハーフプエルトリカンのコメディエンヌは、とっても色っぽくて、老齢のグランパでさえ、若返らせてしまうのだ。
ちなみに、フロリダの銃規制の甘さ、麻薬の常態化、警察の腐敗なんかも面白おかしく描かれているのだが、デフォルメされた分を差し引くと、コメディは、やっぱりコメディとしてしか成立しないんだと、恐ろしく思う。

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