この先に「最高」はあるのだろうか。
Demain Tout Commence
監督:ユーゴ・ジェラン
出演:オマール・シー
グロリア・コルストン
クレマンス・ポエジー
アントワーヌ・ベルトラン
アントワーヌ・ベルトラン
あらすじ
感じたこと
本来、悲劇でもある、この映画は、”捨てられた赤ちゃん”映画によくあるように、幼い子供の無邪気な笑顔に、自然と前向きな気持ちにさせてもらえる、ありきたりだが、とても素敵な映画だ。
父親だけで育てるのは困難な、0歳から8歳まではダイジェスト。
言葉の通じないロンドンでの暮らしやスタントマンとしての苦労話もない。
グロリアの病気や治療についても、深く掘り下げないし、泥沼の裁判もあっさりと終って、母親が娘を捨てた原因も、娘を取り戻したいと願う心境の変化もよく解らない。
ただ、本当に、そんなことはどうでもいいのだろう。
パーティ三昧の無責任なプレイボーイと、親になれるとは思ってもいなかったであろうゲイの2人が、父親としての苦労と喜びを感じたという事実。
そして、グロリアから生き続ける勇気をもらったという認識は、とても強く伝わってくるのだから。
いずれ、子供は、大人になってしまう。
どちらにしろ、別れの瞬間は訪れるわけだが、その後も、残された人達の人生は続いていく。
原題は、フランスの哲学者、ガストン・バシュラールの言葉で、「明日は、新しい一日」という意味だそうだ。
どちらにしろ、別れの瞬間は訪れるわけだが、その後も、残された人達の人生は続いていく。
原題は、フランスの哲学者、ガストン・バシュラールの言葉で、「明日は、新しい一日」という意味だそうだ。
日々、リセットを繰り返す勇気が、絶望することなく、人生を続ける、一番の秘訣なのかもしれない。
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