2019年9月1日日曜日

無ケーカクの命中男/ノックトアップ

人生計画って何の意味があるのだろうか。

Knocked Up


監督:ジャド・アパトー
出演:セス・ローゲン
   キャサリン・ハイグル
   レスリー・マン
   ポール・ラッド

あらすじ


映画オタクのベンは、定職には就かず、仲間と共同生活をしながら、自堕落な日々を過ごしていた。
一方、TV局員のアリソンは、昇進祝いに、専業主婦の姉と共に、久しぶりにクラブに繰り出した
そこで、知り合ったベンとアリソンは意気投合し、酔った勢いで、一晩の関係を持ってしまう
昇進に浮かれて羽目を外してしまったアリソンは、翌朝になって我に返り、無職でいい加減なベンと、その後、会うことはなかった。
その8週間後、アリソンは、自身が妊娠していることに気付き、慌てて、姉に相談するのだが、有効な手立てもないままに、仕方なくベンに連絡を取ることに…

左:キャサリン・ハイグル 右:セス・ローゲン

感じたこと


アメリカっぽさ満載の下品なドタバタコメディなのだが、根底には、「愛とは何か?」「夫婦とは?」「結婚生活とは?」といった非常に深いテーマがあって、馬鹿々々しくも、温かい気持ちになれる、とても素敵な映画だ

私は、古いタイプだから、所謂、”できちゃった婚”には反対だ。

児童虐待や離婚などの原因の1つが、”できちゃった婚”だと言ったら、言い過ぎだとは思うが、氷山の一角ではないとは言い切れないだろう。

私は、物事で大事なのは、「過程」だと信じている。

準備することで、成功に近づくのはもちろんだが、準備する時間や行為が、人を成長させると思っているのだ。 

この映画の主人公ベンは、女性にモテたこともなく、また、誰からも期待されたことがない

そんな男だからこそ、子供が生まれるまでの短い期間に、夫であること、父親になることを自覚し、男として、人として、モーレツに成長する

無計画ではあるが、決して、無責任ではないのだ

”できちゃった婚”ではあるのだが、ベンは、きっと、いいパパになるに違いない



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