2018年10月9日火曜日

Re:LIFE ~リライフ~


もう一度、やり直せるとしても、彼はハリウッドでの成功を求めるのだろうか。


The Rewrite


監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント
   マリサ・トメイ
   J・K・シモンズ



あらすじ


アカデミー賞の受賞経験もあるキースだが、今は脚本家としての仕事はない。
そのため、住み込みで働ける田舎の公立大学で、特別講師をすることになる。
当初は、教え子と関係を持ってしまったり、授業を1カ月も休講にしたり、女性教授と言い争いをしたりと、トラブル続きであったが、学科長や同僚、学生たちとの交流や仕事をしながら大学に通うシングルマザーとの出会いを通じて、自分自身の生き方を考え直していく。


ヒュー・グラント

感じたこと


若くしてハリウッドで成功を収めたが、今は落ちぶれた脚本家キース。

成功者としての暮らしも、女子学生に言い寄られた経験もない私には、特に感情移入はできないが、時代に取り残されたかつての二枚目は、どこか情けなくて、周囲からも何故か愛される男。

近年のヒュー・グラントが、最も得意とするキャラクターではないだろうか。

キースが、授業で学生たちに語る脚本の極意。

「物語を作る理由を持つことは、二幕目で行き詰った時の大きな助けになる。」

人生のシナリオを、本当に自分で描けるのかは、また別の話だが、人生で挫折した時に、人が立ち直るための力は、「書きたい理由」なのかもしれない。

ちなみに、適度な中年女性を演じたマリサ・トメイがいい。

毎年、若く美しい女優が注目を集める映画界で、今も輝き続ける稀な女優。

日本でいうところの小泉今日子、かわいくて、セクシーで、ちゃんとおばさんなのだ。


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