大人なんていない。
Liberal Arts
監督:ジョシュ・ラドナー
出演:ジョシュ・ラドナー
エリザベス・オルセン
リチャード・ジェンキンス
ザック・エフロン
あらすじ
ニューヨークで暮らす元文学青年のジェシーは、最近、恋人にフラれ、仕事もイマイチな冴えない大人である。
ある日、大学時代の恩師から、引退パーティの誘いを受け、久しぶりに母校のキャンパスへと向かう。
そこで知り合った女子大生のジビーに、年甲斐もなく恋をし、キャンパスをうろつく不思議な青年ナットや躁鬱病の文学青年ディーン、学生の頃に憧れていた女性教授たちと交流を重ねる中で、ジェシーは、大人になり切れていない自分自身を、次第に見つめ直していく。
感じたこと
この物語は、可能性に満ちたキャンパスライフを未だに忘れることができず、実社会に打ちのめされて挫折しそうな30代の中年男性と、年上の男性と付き合うことで、早く大人になろうとする19歳の女子大生との恋愛を中心に描かれている。
主人公のジェシーは、自分がまだ大人になり切れていないと悩みながら、年の離れた大学生に恋心を抱いてしまう。
今回のタイトルは、年老いて引退した元大学教授のセリフ。
邦題は軽いが、案外、重い内容だ。
大人とは、一体、何だろう。辞書によるところの「十分に成長した人」って誰だろう。
考えてみれば、尊敬できる大人なんて、出会ったことがない。
風土記『津軽』において、太宰治は、「大人とは、裏切られた青年の姿である。」と表現している。
大人とは、情けないものなのだ。
だからこそ、ジェシーは、同じ趣味を持つ同世代のアナと結ばれる。
それは、決してロマンチックではないけれど、極めて自然な決断と言えるだろう。
いつまでも、子供のように刺激だけを求めることは許されないのだ。
いつまでも、子供のように刺激だけを求めることは許されないのだ。


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